男性特有の泌尿器疾患として、前立腺、陰嚢・睾丸、陰茎などの男性生殖器の病気があります。
男性は加齢とともに前立腺肥大の影響により尿の勢いが悪くなることがあります。
また、男性特有の病気には、前立腺がん、慢性前立腺炎、男性更年期、勃起不全などが挙げられます。
男性泌尿器科
男性泌尿器科
男性特有の泌尿器疾患として、前立腺、陰嚢・睾丸、陰茎などの男性生殖器の病気があります。
男性は加齢とともに前立腺肥大の影響により尿の勢いが悪くなることがあります。
また、男性特有の病気には、前立腺がん、慢性前立腺炎、男性更年期、勃起不全などが挙げられます。
その名の通り前立腺が大きくなることにより、排尿の機能に多様な障害が起こる病気です。
前立腺は膀胱のすぐ下に位置しており、膀胱から下へと伸びる尿道のまわりを取り巻くように囲んでいます。前立腺が徐々に増大することにより膀胱や尿道が圧迫され、尿が出にくくなる排尿障害や尿意が我慢しづらい尿意切迫感などの症状が起こります。
膀胱に尿があまりたまっていない状況でも、膀胱が勝手に収縮してしまう病気です。頻尿や尿意を我慢しづらい、ひどいと漏らしてしまうなどの症状がおこります。日本で1000万人以上の男女が罹患するといわれている頻度の高い病気です。
泌尿器科外来で頻度の高い疾患の一つで、約20人に1人が一度はかかり、男性が女性の約3倍多いとされています。結石の大きさや位置によっては激痛が起こり、発熱や吐き気、嘔吐を伴うこともあります。尿検査、画像検査で診断がついたら、まず痛みを抑えます。その後、結石の大きさや位置を確認し、治療方針を検討します。5mm以下の結石であれば、内服などで体外に結石が出るのを待つ保存療法が基本です。自然排石が難しいと考えられる場合や外科的な治療が必要な場合は地域の病院へ紹介させていただきます。
前立腺炎が何らかの原因で炎症を起こす病気です。前立腺炎は、急性のものか慢性のものか、細菌感染によるものか細菌感染以外によるものかで分類されます。
尿道を取り囲む前立腺に炎症がおこるため、炎症そのものの痛みや様々な尿に関する症状を生じることがあります。治療としては薬物療法が中心で、長期的な治療が必要になることもあります。
前立腺がんは、近年増加傾向あり、男性のがんの中で頻度の高いものになります。早期に発見すれば治癒することが可能で、多くの場合比較的ゆっくり進行します。進行例ではリンパ節や骨に転移することが多いですが、肺、肝臓などに転移することもあります。一方症状が出にくいという特徴があります。50歳を過ぎたら1年に1度はPSA検査を受けることをお勧めします。
また、ご家族に前立腺がんの方がいる場合は前立腺がんになりやすいといわれていますので、40歳を過ぎたらPSA検査を受けるようにしてください。